2024年05月10日 08:27
おはようございます。
9日の「225耳より情報」で日経平均株価について「10日のSQ日に向けてオプション権利行使価格の3万8500円、および3万8250円のレンジが意識されやすい中で、3万8000円の節目を試す動きが出る可能性も含む」と書きました。
実際には、寄り付き後の3万8115円から3万8430円まで上昇したものの、その後は大引けにかけて売り圧力が高まり、3万8073円の安値引けとなりました。
その後の夜間取引における日経平均先物(6月限)は、3万8000円割れから3万8400円超えまで上昇して推移しました。米国市場で、週間の新規失業保険申請件数が高水準となったことを受けて利下げ観測が復活してきたことが要因となりました。
10日の日経平均株価は、取引時間開始後にミニ先物とオプションの最終決済に係る月次の特別清算値(SQ値)算出のイベントを控えて、3万8500円の節目を超えるのか、売り圧力に押されるのかを試す局面から始まることが想定されます。
米国株市場が堅調に推移していることを受けて、8日高値の3万8750円近辺まで上値を試す可能性があると同時に、信用買い残の多さなど需給の悪さを背景とした売り圧力に押されて一目均衡表上の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万8200円近辺まで下値を試す可能性も想定します。